TOEICやTOEFLのリスニング対策にTEDは有効か?

お久しぶりです。なかなかブログを書く時間がなくて更新がストップしておりました。
さて、今回はTOEICTOEFLのリスニング対策にTEDは有効か否かについて論じてみようと思います。

結論から言うと、「有効ではない」です。

その理由は主に3点あります。
1つ目、TEDでプレゼンされる内容は高度過ぎるものが多いこと。
2つ目、TOEICTOEFLで流れるリスニングの音とTEDプレゼンターの話す音は質的に大きく異なること。(発音やスピード、リズム等です。)
3つ目、TEDのプレゼン時間が長いこと。(集中力が持ちません。)

英語学習者であれば上記3点はすでにお気づきとは思いますので1つ1つ噛み砕いて説明はしません。
特に、これからTOEICTOEFLの学習をしようとする方々はリスニング教材としてのTEDの使用は避けたほうが無難でしょう。
私の場合、「TEDレベルを毎日聴けばTOEICTOEFLのリスニングくらい簡単に解けるようになる。」と盲信し、スムーズに聴き取れないないにも関わらず毎日苦戦しながら1年ほどTEDを聴き続けましたが、特にTOEFLでは一向にリスニングの点数は向上しませんでした。
実際、聴き取れない箇所が多々あり、結果的につぎはぎな形でしか内容を理解できていませんでした。
TOEICTOEFLでは、①話の全体の流れ②話の詳細の2点が主に問われますが、いつもつぎはぎな形で聴き取り練習をしていると、TOEICTOEFLでもつぎはぎな聴き取りしかできず、その結果、点数が伸びないということになります。
やはりTOEICTOEFLなどの勉強をする場合、比較的簡単で精聴に適した教材を日々のリスニング練習に使用し、試験前になると公式問題やそれに近しい市販の問題集を使用して本試験同様の難易度の問題に慣れる練習をするべきです。それが高得点への一番の近道です。
TOEFLのリスニングの勉強法については以下に過去記事を紹介するので是非参考にしてください。

jackfish.hateblo.jp


なお、TOEFLのスピーキング対策としてTEDは有効です。なぜなら、TEDプレゼンターの発音を字幕を見ながら真似ることを通じて、綺麗な発音を身につけられるからです。TOEFLのスピーキングでは発音がスコアに大きな影響を及ぼします。現に私自身、TEDプレゼンターの発音を真似る練習をしてきたこともあって、TOEFLスピーキングではしっかりと高得点を出せています。


これからTOEICTOEFLの勉強を始める方は、決して背伸びをせず、基本を忠実に守った上で勉強に取り組みましょう。それが目標点への最短ルートです。